就業規則だけでは足りない!組織風土を変える「ワークルールブック」の力

こんにちは、徳島で社会保険労務士として経営サポートを行っている逢坂祥子です。
税理士・中小企業診断士の逢坂剛と連携し、中小企業の皆さまのお悩みを解決します。
今回のテーマは、『就業規則だけでは足りない!組織風土を変える「ワークルールブック」の力』です。
このブログは2~3分程度で読み終わりますので、ぜひご覧ください。
就業規則とワークルールブックは何が違う?
多くの経営者様がご存知の「就業規則」は、法律で定められた労働条件や服務規律を明文化し、主に労使トラブルを未然に防ぐことを目的としています。これは、会社を守るための「守りのルール」と言えます。
一方、当事務所がご提案する「ワークルールブック」は、就業規則の役割を超えた、「攻めのルール」です。これは、御社独自の「価値観」や「行動基準」を言語化し、従業員全員で共有することで、組織風土そのものを向上させることを最大の目的にしています。
法律の「最低限のルール」を超え、会社の「理想の働き方・組織」を実現するための道しるべ、それがワークルールブックです。
「トラブル防止」から「組織風土向上」へ、目的の違い
中小企業の課題は、単なる法的な手続きミスだけではありません。「従業員が自発的に動かない」「部署間の連携が悪い」「離職率が高い」といった、目に見えない組織の課題が、成長の足かせになっていることが非常に多いです。
| 項目 | 就業規則 | ワークルールブック |
| 主な目的 | 労使トラブルの防止、法令遵守 | 組織風土の向上、企業理念の浸透 |
| 主眼 | 罰則規定、労働条件など「守り」のルール | 行動規範、評価基準など「攻め」のルール |
| 効果 | リスクの回避、法令違反の防止 | 従業員のエンゲージメント向上、生産性の向上 |
ワークルールブックは、「何をしてはいけないか」ではなく、「会社としてどうあるべきか」「従業員としてどう行動すべきか」を具体的に示します。これにより、従業員一人ひとりが会社の成長に貢献している実感を持てるようになり、組織全体の活力が向上します。
ワークルールブックマスターが語る!組織を変える3つの要素
ワークルールブックマスターとして、私はすべてのカリキュラムを受講し、実践課題を修了しました。この専門知識をもって、組織風土を向上させるワークルールブックの作成をサポートします。ポイントは以下の3つです。
- 価値観の言語化: 経営者が大切にしている「働く上での価値観」や「成功パターン」を具体的に定義し、全員が同じ方向を向いて働けるようにします。
- 行動基準の明確化: 「お客様への対応」「報連相の仕方」「意思決定のスピード」など、抽象的になりがちな行動を具体的な基準で示し、迷いをなくします。
- 評価制度との連動: ルールブックに記載された「望ましい行動」が、人事評価できちんと報われる仕組みにすることで、ルールの実行力を高めます。
これらは、一方的な押し付けではなく、従業員を巻き込みながら共に作り上げることで、より強い組織力が生まれます。
ワークルールブック導入で得られる具体的なメリット
ワークルールブックは、貴社の「当たり前の基準」を一段引き上げます。
- 採用効果の向上: 会社の文化や価値観を明確に伝えられるため、それに共感した質の高い人材の採用につながります。
- 離職率の低下: 「働く目的」が明確になり、従業員が自分の居場所と役割を認識できるため、安心して長く働ける環境が整います。
- 生産性の向上: 行動基準が統一されることで、無駄なコミュニケーションやミスの削減につながり、業務効率が格段に上がります。
まとめ
就業規則が「会社の安全運転」を支えるなら、ワークルールブックは「会社の成長を加速させるエンジン」です。
労使トラブルを未然に防ぐ就業規則の整備はもちろん、その一歩先の「強い組織づくり」に挑戦したい中小企業の経営者様、担当者様。ワークルールブックマスターが、貴社の理念を形にし、従業員全員が活き活きと働ける組織風土づくりをサポートいたします。
「社員の主体性を高めたい」「組織をより良くしたい」とお考えでしたら、ぜひ一度ご相談ください。信頼できる社外人事部として、お悩みの解決に全力で取り組みます。
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